好きな人とたくさん

コミュニケーションツールとしてのセックスが好き。声を大にして言いたいのをこらえてます。真面目にどうしたら最高にやらしいセックスができるか考えてます。

石田衣良に抱かれてみたい

石田衣良の物語には、度々セックスの描写が出てきます。これがかなり生々しい。一部だけ抜粋したら、官能小説なんじゃないかってくらい。


セックスを題材にした本もある。全部読んだわけではないが、それらを読んだせいで、相性のいい人探しを始めたと言ってもいいくらい。


1番ガツンと来たのは『夜の桃』。
相性ピッタリだと、どこか触っただけで軽く電流が走り、すぐにでも繋がりたくなる。奇跡の出会いだけど、どこまでハマるのかわからない、地獄の始まりでもある。
最後もハッピーエンドじゃないしね。


さすがにこれはなかなかないだろ…と思いつつも期待はあったかも。でもこわいよね、離れられなくなるなんて。体がそうなっちゃったら、居てもたってもいられなくなりそう。


ずばり『sex』という短編集もある。
テーマの扱い方捉え方はほんとにそれぞれ。自分は1話目でやられました。好み。
あとは…考えさせられたり甘酸っぱかったり…人は見た目や年齢じゃないんだぞ!とか。


夜の桃みたいな短編もあり。触っただけで気持ちいいのはほんとに最高。お互いに特別なことをしてるわけじゃないのに、すごく感じる。肌が合うというのを肌で感じる。


他の短編集で、『1ポンドの悲しみ』という作品も好きです。遠距離恋愛中の男女が、会えるときにするセックスにいかに気持ちと体を注いでるか。そしてまた、離れるときにえぐられるような悲しみが…


とにかく、描写がエロティックで艶かしくて、目に浮かぶようで、性的なものが苦手な人は気持ち悪くなるんじゃないかってくらい、性器や濡れ方の表現が生々しい。ある意味女性向けAVみたい。いやらしい、ではなく、艶かしい。色気のある、というか。


あとがきに、セックスとは個人の能力が試される場だとあります。感受性と想像力、体力とコミュニケーション能力、演技力と変身能力、死力を尽くした裸の人間同士の交感だと。わかる!(笑)


こんな表現ができる石田衣良さんは、きっと自分好みなセックスをするんじゃないかと、勝手に思ってます。そんなところでもファン。顔も好き(笑)


そんな石田衣良さんのセックススローガンをブログのタイトルにしました。
『好きな人とたくさん』
なんて素敵な♪♪♪、とずっとお気に入りのフレーズです。